Super-Computer 系を使うのははじめてで、 Terminal (CLI = Command Line Interface、黒アイコンのやつ) に慣れていない人のために、簡単な導入をしますね。 Super-Computer 系というのは、Macintosh や Microsoft が始まる前の大型コンピューターのことで、UNIX OS として稼働していました。なん十年も前のことです。 大型コンピューターの大きさ、それはそれは大きくてくじら(クジラ、鯨)ちゃんみたいな大きさだったと想像してくだされば、まあいいかなあと思います。 べらぼうに高い値段で、金持ちでも手が届かない値段でした。 大企業と大きな大学のみが、おおきなコンピューター室を準備して、そこで稼働していました。 ところがです、1991年のことです、ヘルシンキ大学の大学院生の Linus さんがこの Super-Computer 系を、おもいっきり安い個人用の Intel CPU のコンピューター上で稼働しないものかと頑張って、Minix をモデルにしながら、Linux Kernel (コンピューターのコア、基礎)を作り上げて、みんなにタダでくれました。 アメリカの MIT の Richard Stallman さんの GNU (Gee, not UNIX)-Freesoftware Foundation が進行していたことも、Linus さんの大きな助けになりました。 さあ大変です、圧倒的に値段が安くて、ビシバシに稼働する Linux OS が世界中のコンピューター技師の人気の的になり、大部分の Super-Computer系の作業は UNIX OS から Linux OS に移行するという大事件が起きてしまいました。 UNIX 系のコンピューターの製造会社は、ほとんどが倒産か吸収合併で消滅しました。 UNIX, Linux を使うときの目立った特徴は、歴史的経緯に基づくのですが、Terminal (CLI = Command Line Interface) をよく使って仕事をするということです。それから、大文字 Upper Letter と小文字 Lower Letter を区別して使うということです、忘れないでね。 |